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ONARI

~ 日光御成道 鳩ヶ谷宿 セレクトショップ ~

出店者紹介 -湊家-

鳩ヶ谷と鰻の歴史

鳩ヶ谷に始めて来た方は、「小さな町にどうして鰻屋が3店もあるのだろう?」と思われる方が多いようです。

鰻は約4,000年前から食べられていて、今の蒲焼というスタイルが出来たのが、江戸時代中頃、「日本橋」が発祥と言われています。川魚である鰻は、利根川から引かれた見沼代用水でよく捕れ、埼玉県内には浦和など鰻文化の地が多くあります。もしかしたら、蒲焼は日光御成道を通じて鳩ヶ谷にも伝わってきたのかもしれません。

そして、鳩ヶ谷の鰻は、見沼代用水の近くにあった法性寺山(桜町)の斜面を転がり落ちた松の実を食べていて、格別の味であったという逸話も残っています。

鳩ヶ谷が誇る鰻の名店

現在でも鰻の名店と謳われる3店が伝統の味を守り、鳩ヶ谷の特産品にもなっています。

明治3年創業、風情ある建物も特徴の「いせ庄」。
バスでの団体送迎や部屋数も魅力の「竹江」。
江戸時代創業の歴史を誇る「湊家」。

「串打ち三年 裂き八年 焼き一生」

鰻の調理にはこんな言葉もある通り、難しいと言われています。そして、3店は食感から風味まで全く異なります。どうしてこんなに違いが出るのでしょうか…

鰻の産地や脂の付き具合など素材そのものや、蒸し時間・焼き加減などの違いもあるそうですが、何と言っても一番特徴が出るのが「タレ」。

3店食べ比べた筆者の独断ですがタレの味は、「いせ庄:辛口」「竹江:甘辛」「湊家:甘口」のように感じます。「鰻のタレ」の作り方はどのお店も「門外不出」となっており、伝統の味を壺に継ぎ足す形で代々守り、さらに焼いた鰻を何度もつけることで成分の旨みが増していくそうです。

鳩ヶ谷の偉人!小谷三志の末裔が営む湊家

鳩ヶ谷が誇る鰻の老舗3店の一つ「湊家」は、1810年創業。徳川幕府の11代将軍徳川家斉の頃から鳩ヶ谷宿で商いをしています。初代は鳩ヶ谷が生んだ偉人の「小谷三志」の三男であり、現在は7代目の小谷圭三さんが店と味を受け継いでいます。

その小谷圭三さんが地域PRのため、製作したカレンダーが「日光御成道鳩ヶ谷宿の旅~御成姫くりカレンダー~」。「第3回 日光御成道まつり」の開催に合わせ選ばれた「川口御成姫3名」の魅力と鳩ヶ谷の名所・名店が詰まった31日分の日めくりカレンダーとなっています。まるで鳩ヶ谷を旅しているような気分になれる一冊ですよ。

屋号:湊家
代表:小谷三夫
住所:川口市鳩ヶ谷本町1-1-12
電話:048- 281-2349

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